色々ある看護師制度

様々な看護師制度について説明します。

看護師の制度の歴史について知る

看護師の制度は看護師の仕事をより分かりやすく説明するための作られているものですが、現在の看護制度と以前の看護制度では少し違いがあったようです。

1950年代には完全看護制度というものがありました。これは、入院患者の世話を家族や付添人が行うのではなく、看護師が全て行うといった目的で制定され、「看護は看護師の手で」というスローガンまで掲げられていました。しかし、実際にはそれが実現するまでには至らず、看護師に数もそれほどまでには多くありませんでした。また、看護師はあくまでも医療上の目的によって身のまわりの世話、看護を行うと言う仕事をしているので、身のまわりの世話全てを行うという完全看護とは少し違った解釈になります。そのため、1958年には完全看護制度から基準看護制度へと改められることになったのでした。

ですが、現在では家族が看護師の代わりとして身のまわりの世話を行うことはほとんどないと言えます。これは、1994年に新看護体制が敷かれたためであり、1997年には付添看護が全て禁止とされました。1950年に掲げられたスローガンはこの年になってようやく実現されることになりました。

新看護体制は現在の看護制度の大元にもなりますが、看護師の成り立ちや、看護師がどのような仕事を行っているのかということがきちんと書かれています。また、診療報酬等の基準についても書かれていて、これによって患者はよい看護を受けられるかどうかというのが分かるようになっているのです。

現在は看護制度の幅も広がり、訪問看護制度や福祉医療制度など様々な制度の元となるようになりました。訪問看護制度は、看護師が介護を必要とする方の自宅を訪れ、医療行為を行うことが規定されているのですが、訪問看護には必ず医師の許可が必要となるため、看護制度の重要さがうかがえる一面となっています。

看護師という職種は周りから見ると交代勤務であったり、休暇が取れないといったイメージがありますが、制度によってきちんと定められている職種でもあるので、今後もっと看護師を目指す方が増えてくると良いと思います。